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生徒が何で納得していないかに気づくということ

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中学3年生に理科を教えていた時のことです。

電流の分野で計算がわからないとのことでした。

見てみると、やはり計算自体は出来ないわけでもない。

オームの法則を知らないわけでもない。

では、何がわからないのか?
理屈が納得いかなかったのです。

電流、電圧、抵抗

これがそれぞれ何を表すのか納得いっていないまま

やっていたのです。

本人に聞いてみると、

「全く出来ないわけじゃないけど、どういう意味があって何をしてるのか
よくわからないから解いててわからなくなる。」

とのことでした。

他の講師や学校の先生に聞いてみたりしたの?と聞くと、

「聞いたんだけど、とりあえず計算が出来るようにしたほうがいいって。」

こういう子は自分の素質に気づいていません。

そりゃ、中学3年生で才能に気づくには周りの誘導が必要です。

この子は自分では理系科目が苦手といっていましたが、

とんでもない!

稀にみる才能の持ち主です。

この 電流 というのは、見ることは出来ないので特に

わからなくなる生徒が多い分野です。

また、電流、電圧、抵抗なんていうと

全て、何かが流れているような錯覚に陥っていまいがちです。

そもそも電圧じゃなくて電位差って教えた方がわかりやすいと思うのですが。。。

直列だとこうで、並列だとこうって教えてしまいがちでもあります。

塾に来る子の殆どが、すぐどっちがどっちか忘れている

ところをみると、学校ではただ覚えさせられていることが多いようです。
(授業を聞いてなかった可能性もありますが^^;)


私はその子に

電流=人

電圧=高さ(基準値からの)

抵抗=段差

と例えて教えてみました。

「AとBの通路があって、どっちも2階から1階まであるとするね?
高さってどっちも同じだよね?」

「うん。」

「同じ位置から同じ位置までいくのにパターンがあっても、着くところが同じなら一緒だよね?」

「そうだね。」

「これが並列ってこと。だから並列の時は電圧っていうのは一定なの。」

(注:中学の問題は並列回路は1パータンなのでこう教えました。)

「それと、出来れば段差が少ない方がいいでしょ?」

「そりゃ少ないほうがいいよ(笑)」

「そうすると、段差がない方が人気でるから皆そっちいこうとするじゃん?
でも、満員になったら仕方ないから段差多い方にいくでしょ?」

「そうだね。」

「電流って奴も同じで、出来たら面倒じゃない方に行きたいの。
だから、抵抗が大きいのと小さいのでは、抵抗が小さい方が電流が大きいんだよ。
わからなくなったら、自分がどうするか考えて解いてみな。」


これでかなり理解してくれました。

実際はこんなにすんなりではありませんでした。

本人からはいくつか反論がありました。

私としては、この反論を引き出すためにもワザと置き換えをしました。

反論できるということは自分がわからないことをぶつけているということです。

これこそが、自分で考えるということです。

理科というのは置き換えで普段自分が行っているわかりやすい行動などに
当てはめるて考えることが出来る教科です。

しかし、いかにももっともらしいといっても物理的に筋が通らない
と置き換えがおかしくなることもあります。

例えば、抵抗=幅 などにしてしまうと、

幅の大きい方に電流が多く通るので、

抵抗が大きいと電流が大きくなってしまいます。

よくよく考えてから話さないと結構陥りやすい罠です。

生徒が何がわかっていて、何がわかっていないのか?

何で先にすすもうとしないのか?

どこまで知りたいのか?


これを把握するとしないとでは大違いです。

これははっきりいって集団塾ではまず不可能な教え方です。

今回のようにつまづく人が多い箇所なら問題ないですが、

様々なところで、もっと根本的な部分で悩んでいる生徒もたくさんいます。

根本的であればあるほど、本人には何がどうわからないかうまく説明できません。

自分が同じ悩みを持っていたならすぐ気づきますが、

自分が悩んだことがないところで悩んでいると

悩みどころに気づくのに時間がかかります。

そういった意味でも、自分自身がつまづかないと気づけないこともあるのです。

なので、必ずしも頭のいい人が教え方がうまいわけではありません。

これはあくまで、私の経験上ですから絶対ではありませんが、

成績が芳しくない生徒の方が色んなことに疑問を持つ子が多い気がします。

ここはこうやれ!ここはとにかく覚えろ!ここは暗記!

これに疑問を持たずに素直に聞いていれば、確かに数字上の成績は抜群に上がります。

しかし、それって勉強なのでしょうか?

疑問に思った子の方が成績に悩むなんておかしい世の中です。

しかし、こういう子がツボにはまった時はめまぐるしく成績が上がります。

そりゃそうですよね。

理屈も理解した上で覚えるのですから。
















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COMMENTS

No title

いやいや、良いアドバイス、解説ですね。私も中2、中3の理科を教えるけど、このような説明をしたことが無い。自分は小学生の時代から現物を使って実験などをしていて、当り前に分かっていたのでした。
実験をすれば分かるかと言えば、決してそうではないと言うことになります。
良く「電子」の概念を持ち出して、道路を通る電子(○印で表す)が、狭い道だと通りにくくなる図を用いて説明していることがあります。これも分かりやすいかもしれないなあと思っています。
今更ながら、「分かるように教えることは難しい」と言う結論です。
参考にさせて頂きます。

No title

トラバを頂いたので来てみました。
いいお話ですね。
わたくしが子供の頃に悶々と考えていた事を思い出しました。
闇雲に子供に勉強しろ、覚えろ、という教育方法はスキではありませんでしたし、自分も子供にしたくはない。
でも、日常に埋もれて、子供の通知表をみて、忘れていました。
怒っちゃったな。
学歴よりも考える力を育てる事こそが重要だと思い出しました。

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